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WELCON

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2015/01/23

水素ステーション向け 小型熱交換器「WEL-Cool® H2A」リリース

株式会社WELCON(ウエルコン 本社 新潟市秋葉区)は、「拡散接合技術」を応用した自社設計開発、自社製造の水素ステーション向け、第1世代の熱交換器「WEL-Cool® H2A」を水素ステーション向けにリリースを開始しました。

当社は、水素ステーション向けの熱交換器(水素冷却機器)を2013年度物件から市場投入を開始しており、水素ステーションの水素タンク充填時に使用するアフタークーラー用、車両に充填する際に使用するプレクーラー用を問わず対応して参ります。

水素ステーション用の熱交換器は、長時間の水素暴露耐性、高耐圧(約100MPa:メガパスカル)を実現すると同時に小型化、安全性、経済性を加味した設計が求められます。
高圧ガス保安協会指定の耐水素脆化材料である、ニッケル高含有316Lステンレス鋼を使用し、また弊社独自のマイクロチャンネル流路を用い従来型と比較し小型化、高効率化に成功しました。マイクロチャンネルを用いる事により体積/能力比で、最大100倍の能力を発揮する事が可能です。 既に水素ステーション設置済みの従来の機器の実寸法と比較し、装置全体で70%体積減を実現しています。

拡散接合技術とは、事前に加工された金属材料を複枚重ね、溶すことなく一体化し、3D構造体部品を製造する技術です。金属を溶かさずに一体化が可能な為、毛細管の様な細く微細な流路(マイクロチャンネル)が形成に最適でこれにより広大な表面積を小さな体積の中に納めることが可能となります。

来たる水素社会と燃料電池車(FCV〈Fuel Cell Vehicleの略〉)の普及に必要な、安全性、小型化、経済性を兼ね備えつつ、産業の発展に寄与します。

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